産後約2ヶ月~6ヶ月頃までの育児中に、夫の義家族の声で幻聴が聞こえ、しばらく義家族と会えなくなった時の話の続きをします。
前回の記事で、統合失調症の特有の症状である【幻聴】が聞こえてしまい、義実家から逃げるように距離をおいてしまった私です。
今回は、義家族に一切会いたくないし関わりたくないと思った私が、幻聴を乗り越え回復していくまでの体験を詳しく執筆していこうと思います。
目次
義家族の声の幻聴が聞こえてからは、約4ヶ月間義実家には近づかなかった
義妹と母妹の会話の幻聴が聞こえて以来、義家族から逃げるように距離を置きました。
幸い、義実家から自宅も車で約1時間だったので、1度会わないと決めると近所でばったりなどもないので十分な距離でした。
また義両親が自宅を訪問してくることもなかったので、「嫌われているんだろうな」「どうせ私達家族の事なんてどうでもいいんだ」と思っていました。そしてますます義家族に嫌悪感を抱くようになりました。
義家族と会わない期間が長くなると、一生義家族を避け続けてしまう
義家族と距離を置く私を近くで1番心配していたのは夫でした。
夫の粘り強い説得もあり、かたくなに義家族に会うことを拒んでいた私も次第に「このまま義家族と会わなかったら一生避け続けてしまうかもしれない」と思うようになりました。
また会わなかった4ヶ月の間に、統合失調症の症状が少し落ち着いてきたのもあるかもしれないですね。時間は心の傷やトラウマを癒やしてくれます。
統合失調症の幻聴での嫌な経験を乗り越えるためにしたこと
義家族と距離を置くようになってから、産後の私の体調が良くないのかもしれないと統合失調症の病状を不安に思うようになりました。
統合失調症の病状を整えなきゃ育児にいつ影響してしまうか分からない!と危機感をもつように。
またいつまでもグジグジと義家族と会うことを拒む自分も変わりたいという思いから、体調を安定させることを決意しました。
メンタルクリニックで今回の件について相談
まず、今回起きた出来事を自分でも振り返るためと第三視点で診てもらうためにメンタルクリニックですぐに相談しに行きました。
医師に起きた出来事を順を追って説明し、現在義家族と距離を置いてることを伝えました。
診察はカウンセリングとは違うので、特にこれといった具体的なアドバイスはもらえなかったものの、やはり統合失調症の【幻聴】である可能性が高いとのことでした。
医師に向かって自分の気持ちを自分の口から冷静に吐き出していくと、その時どう思ったか現在どう感じどう思っているかなどかなり客観的に振り返ることができました。
睡眠をよく取ることを意識
まずは何よりも大事な睡眠に意識を置くことに。メンタルの病気と睡眠の関係は根深いですからね。
とはいえ、幻聴が聞こえ体調を崩したのは産後2ヶ月。まだまだ授乳時間(ミルク)も2~3時間起きですよね。
また夜間の授乳(ミルク)も当時2回くらいありましたので、絶賛細切れ睡眠。睡眠が足りてないと思うときにはお昼寝を子供と一緒にするようにしていました。
産後4~5ヶ月くらいになると夜間のミルクも約1回、もしくはそのまま無しで朝5時~6時まで寝ていられるようになりこの頃から大分まとまった睡眠が取れるようになったので統合失調症の体調が回復していったと思います。
自己肯定感が低く漠然とした不安感を頓服の薬で安定させる
産後すぐの高揚感や幸福感を一通り味わったあと、母親業がどんどん待ったなしで始まり進んでいくことで、私は「本当にこれで合ってるのかな」とか、育児に対して正解を求めるようになっていました。
同時に、自分は母親として不十分、まだまだだと自己肯定感を失っていったのです。
そうメンタルクリニックの医師に相談したところ、ロラゼパムという精神安定剤を頓服として飲むように進められたので量を調節してもらうように。(今までも処方してもらっていたが、あまり服用していませんでした。)
漠然とした不安を感じたときにこの薬を飲むと、スーッと不安感が消えていき心が安定するようになりました。
実際に義家族に会い【幻聴が聞こえない状態】の経験数を重ねていった
産後2ヶ月から4ヶ月、全く義家族と会っていませんでしたが産後6ヶ月を過ぎた頃当たりで「そろそろ会ってみようかな…」という気になってきました。
そして実際に義実家へ向かうことにしました。行く前に不安が強かったので頓服を服用してから車で向かうことに。
なるべく義家族の前では明るく振る舞うようにしていました。
するとあら不思議、【幻聴】は聞こえません。そして普通に会話できてる!
ご両親も「本当に心配してたのよ~」程度で、あまり過剰に反応されなかったのもホッしました。
こうやって実際に義家族に会い【幻聴が聞こえない状態】の経験数を少しずつ積み重ねていきました。
義家族と会う時に工夫したこと
- 会う時間をいつもより短くして、私の負担を減らす
- 薬をポーチに入れて持って行くことで安心感を得られるようにした
産後1年経った今では義家族との関係も回復
産後1年経った今では、義家族との関係も回復‼
最近では義妹さんとも割と?仲良くできていると思っています。
そりゃたまに義家族に対して、「義妹さんの子供が1番可愛いんでしょ」「我が家のことは所詮二の次」などと不満を持つことはありますが…、たまにですね。
今回の幻聴事件を乗り越えて、またより一層義家族と「家族として」一歩寄り添えたと感じました。向こうはどう思っているかは分かりませんが…。
【前編】のおさらいはこちらをチェック✍

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