出産してママになった誰もが1度は悩んだことがあるであろう、「子供の母乳」への悩み。
それが出産後、体調を崩して完ミでの育児を余儀なくされた私は母乳ママがキラキラして見えてしょうがなく、1人でコソッと涙することもありました。
完ミで育ってきた娘も、気がつけばスクスクと成長し1歳を過ぎて無事卒乳しました。
今回は【統合失調症】という病気を患っているせいで完ミ育児一択の選択肢で育児を頑張ってきた私の完ミ育児体験談と完ミに対する考えをまとめました。
目次
出産入院から4日目、幻聴が聞こえ体調を崩しやむを得ず母乳から完ミに移行
前回の記事に詳しく書いてありますが、私は出産後の入院中に母乳を頑張りすぎて1人で空回りし断薬していたこともあって、体調を崩してしまいました。
「気持ちは分かりますが、母乳は諦めてもらうしかありません」と言われた時は、
分かってはいたけれど、やっぱりショックで精神科医の前でホロホロと涙をこぼしてしまいました。
服薬を再開して、幻聴は治まったものの母乳育児を諦めた悲しみは消えませんでした。
前回の記事はこちらを参考にしてください👇‼

完ミ育児を決意するも、母乳育児ママさんを見かけると胸がギュッと苦しく
無事退院し、完ミ育児でのミルク作業も大分さまになってきました。
けれどショッピングモールの授乳室などで、カーテンを開け母乳をあげにいくママさんを見かけると、授乳室の横の狭い椅子でちょこんとミルクをあげている自分に罪悪感を感じ、また母乳育児が羨ましいという気持ちもあり胸がギュッと苦しくなりました。
産後すぐの頃は何度もそう思い、【統合失調症】という病気にさえなっていなければと自分を呪いました。
完ミ育児をするために揃えたものリスト
さて、がらりと話は変わりますがここで一度完ミ育児をするために私が揃えたものリストをご紹介していきたいと思います。
ピジョンほ乳瓶 | 結果的には自宅には5本もほ乳瓶がありました!笑 |
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乳首 | ほ乳瓶に合わせた個数。Sサイズ~Yサイズまで変わっていきます。 |
ほ乳瓶スチーマー | ほ乳瓶と乳首を容器に入れ、お水を入れてレンジで加熱消毒するための道具 |
ほ乳瓶洗いタワシ | ほ乳瓶中まで洗いやすいタワシ |
ミルク缶 | 私は安価なので「はいはい」と「ぐんぐん」を愛用していました。 |
外出用粉ミルク入れ | 100均などでも売っています。小分けにして粉ミルクを持ち運べるのでとっても便利です。 |
魔法瓶 | お湯を持ち歩くための魔法瓶。イオンなどではお湯が常備してあるので必要ありませんでした。 |
ポット | 自宅でのミルク育児に、お湯をいちいち沸かしていると面倒なのでポットを購入しました。卒乳した後はスープやコーヒーの用のお湯。 |
完ミ育児をしていて良かった!と思った点とは
産後すぐ必死に完ミ育児をこなしていくうちに、完ミで良かったなと思えることが機会がフツフツと増えていきました。
卒乳した今でも振り返って完ミで良かったと思う完ミ育児のメリットをご紹介したいと思います。
- 完ミだと色んな人にミルクを与えてもらえる
ミルク育児だと、「ママじゃなきゃどうしてもダメ」ということがあまりありません。
実家に里帰りしている時に、じいじが娘にミルクをすごく幸せそうにあげていて「ミルクだとこっちも嬉しいなあ・・・」とポソッと言っていたのを覚えています。
その言葉に、当時の私はどれだけ救われたことか。
ミルクを通して、ママだけでなく色んな人から愛情を与えられる機会が多くなりますね。
- ミルクを目に見える量だけ飲ませられる
完ミに切り替えてから、母乳に関しての悩みはもうすっぱりとなくなりました。
Twitterなどで「母乳を一生懸命頑張っていても出なくて本当に辛い」という悩みの呟きを見たりする機会も多かったのですが、母乳育児も母乳をあげればいいという問題ではないのだな…と感じました。
一方でミルク育児は目に見える分量でミルクを飲ますことができます。子供の体調やお腹の空き具合によりますが、決まった分だけ定期的にミルクを与えることができました。
- 授乳時間にリズムができる
私にとって1番ありがたかったのが、ミルク育児だと腹持ちが良いので授乳時間に「○○時間おき」という風にリズムができやすいです。
幸い、うちの娘はよく飲みよく寝てくれたので「次のミルクは大体○○時だな」という風に計画的に休憩が取ることができたのでありがたかったです。
- 外出先の授乳で、授乳ケープや授乳室を探す必要がなくどこでもミルクがあげられる
ミルク育児は外出先での授乳が気兼ねなくできるのが楽です。
授乳室空いてるかな~とか、どこにあるかなという心配があまりありません。椅子さえあればどこでもあげれる!
ほ乳瓶やミルクの粉なの、お湯などのミルクセットの用意が少し面倒に感じるくらいですかね。
実際にこなしてきた完ミ育児を振り返ってみて
離乳食をモリモリ食べれるようになったので、娘はすでにミルクを卒乳しています。
1歳2ヶ月で卒乳したので、私の完ミ歴は1年と2ヶ月ですね。
実際に完ミ育児をこなして、振り返ってみると「完ミだから」という負い目を感じる必要性など全くもって無かったなぁと思います。
むしろミルクのおかげで、娘はよく寝てくれていました。
【統合失調症】には睡眠不足に注意しなければいけないのですが、ミルクのおかげで授乳時間にかなり定期的なリズムができていたので、睡眠も取りやすかったです。
0歳児の時の娘は大分親孝行な赤ちゃんだったなぁと思います。
娘は既にミルクを欲しがることもなくなってしまいました。
「親の心、子知らず」とでもいいましょうか、あんなに母乳にこだわり泣いていた私をよそに娘はいつもミルクをゴクゴクと飲んでくれました。
そして身長も体重もスクスクの右肩上がりに成長していっています。
ハイハイ、タッチ、指さし、言葉の発達も順調で、母乳育児をしていた人より発達が早いくらいでした。
完ミだからといって、コッソリすすり泣きする必要なんてこれっぽっちもない
母乳の方がいい、ミルクのほうがいい。
どっちでもいいんです。そんな問題。比べる必要性もなし!
どちらをあげていても、子供のママであることに何ら変わりはありません。
今では、母乳ママに混じって背中を丸めて自信なさそうにミルクをあげていた昔の私に、
って声をかけにいってあげたいくらいですね。
母乳ママも、混合ママも、完ミママも優劣を感じることなく胸張ってママ業することがなにより大事なのかなと思います!
統合失調症を抱えてママになること👇

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