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統合失調症とは
統合失調症とは、精神疾患の病気の1つです。
1度発症するとその病気の症状から、自分の心と考えが
ぐちゃぐちゃになってしまう状態になってしまう病気です。
その状態になると、統合失調症の症状から
行動が挙動不審になってしまったり、
緊張状態が続いてしまってドッと疲れたりなどと
その日の気分にもかなり影響が出ます。
統合失調症は、なにより早期発見からの治療が大事です。
早めの治療ができると後の症状が重くなりにくいので、
早期発見と早期治療が大切なのです。
どんな症状が出てしまうのか
統合失調症の症状は、健康でいる時には無かった【陽性症状】と元々持ち合わせていた感情や活力が失われてしまう【陰性症状】の2つにわかれます。
陽性症状
幻覚が見えたり、幻聴が聞こえる
統合失調症の特有の症状の1つに【幻覚】があります。
【幻覚】とは、実際にはないものがあるように感じてしまうことを指します。
例えば、自分のことを悪く言っている話し声や笑い声など、
【幻聴】も【幻覚】の症状の1つです。
これが、他人事のように話してしまいますが、
本当にないものが(幻聴や幻覚など)本人には確信して、
あるように感じてしまうんですから
不思議なものなんですよね。
私の場合は病気の症状が悪くなってきたときには、いつも幻聴が聞こえてくるのでやんなっちゃいます!
大抵、自分が言われたくないなと思っていることが聞こえるんですよね。
妄想が激しくなる
【妄想】といわれると、症状への想像が少し難しいかもしれません。
特定の人に、自分に対して何か言われている!という【被害妄想】も、
統合失調症の【妄想】の症状の1つです。
その他にも、
何でもかんでも自分に関係して物事を捉えたり考えてしまう【関係妄想】や
常に誰かに監視されているといった【注意妄想】があります。
混乱してしまう
【幻覚】や【幻聴】そして【妄想】といった症状から、
統合失調症の人の頭と心は乱されます。
自分の考えがぐちゃぐちゃになって、自分でも訳がわからなくなってしまうんです。
症状が出ている時は、言っていることが支離滅裂になったり
話しかけても全然違う話をしてきたりと脱線したりします。
陰性症状
統合失調症の症状は、【陽性症状】だけではありません。
【陰性症状】によってWパンチでこの病気を苦しむ人はたくさんいます。
もちろんわたしも、【陰性症状】に悩まされる1人でした。
とにかく無気力!身の回りのことなんかどうでもよくなる
何かにチャレンジしたりする意欲が一気に無くなった状態のことを指します。
自分の身の回りのこともどうでもよくなるので、
部屋を片付けなかったり、
お風呂に入らなかったりと自分自身にも無頓着になります。
何かを使用とする気力すら皆無な状態です。
感情の消え失せる!無表情で笑顔などがなくなってしまう
【幻聴】や【幻視】などによる辛い経験から、頭も心も疲れ切ってしまい
徐々に感情が消え失せていきます。
いつも無表情で過ごすことが多くなり、健康の時に笑っていた笑顔などが
めっきりご無沙汰になります。
人と会うのが辛い!家で1人で引きこもりがちに
【幻覚】や【幻視】、【妄想】の症状に場所は関係ありません。
むしろ外に出て人混みに出て人に会ったり、
他人や友達の喋り声がそこらじゅうから聞こえてくる環境は、症状が悪化している状態だととても辛いものになります。
(他人や友達の喋り声で、自分への非難などの幻聴が聞こえてきたりする)
なのでとにかく、外で人と会うのが怖くなるのです。
症状が悪化している人は、だんだんと家に引きこもりがちになっていきます。
統合失調症の治療法
統合失調症の治療法は、主に薬物療法になります。
向精神薬を中心とし、睡眠薬や安定剤なども場合によっては処方されます。
お医者さんから処方された飲むべき薬をしっかりと服薬して、
質の良い睡眠をとることが大事になのです。
体調が良くなってきたから…と自分自身の勝手な判断で薬の服用を辞めてはいけません。安定していた体調も、再発のリスクがグッと高くなってしまいます。
薬の調整などは、必ずお医者さんと話し合ってから決めるようにしましょう。
統合失調症の人との接し方
10代~20代の思春期の時代に発症して、家族が先に病気に気付くことが多いので注意が必要
わたしも20歳のときに統合失調症を発症したので、家族が先に私の異常に気付きました。
わたしの場合は「玄関の周りに友達に囲まれて監視されてる!」などとあり得ないことをビクビクしながら喋っていたそうです。
そういうときは本人に病識の自覚がないため、家族のサポートがとても大事になってきます。
病気だからと心配しすぎないこと
過度に統合失調症の人を心配しすぎるのは、NGです。
心配する不安な心は、統合失調症の患者さんにも伝染します。
不安が不安を煽るんです。
どっしりと構えて、病気の症状を理解しながら本人の辛さを受け止めてあげましょう。
間違えても、本人を否定するような言葉を投げかけるのはやめてくださいね。
症状に悩まされて辛いとき、冷静に受け止めてあげること
わたしが体調が悪くて幻聴がチラホラと聞こえて辛いときに、
旦那に必ず事実確認するようにしています。
という風に確認してもらってます!
旦那はいつもわたしのことを変に思わず、冷静に答えてくれます。
そうすると、「○○さんの声は現実ではなく、幻聴だったんだ!」
幻聴が聞こえてくるってことは、
少し疲れてきたかなぁ…と、自分の体調を再確認したりもできます。
病気の症状を、慌てること無しに冷静に受け止めてもらえるということは
私達、統合失調症患者にとってとてもありがたいことだと思います。
